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第10回 高畠ワインテイスティング会

2012年7月11日(水)

2012年 高畠ワインテイスティング会

今年も恒例、高畠ワインのテイスティング会に参加しに北に向かいました。
私の参加はこれで5回目かな
東京駅発8:08のつばさ127号
ほぼ毎年これに乗ってます。
この新幹線、半分は山形方面に向かう‘つばさ’、半分は仙台方面に向かう‘やまびこ’
真ん中から半分づつ分かれていて、福島(確か)で切り離されます。
余裕もって駅のホームで先頭に並んでいたところ
目の前に現れた車両はやまびこ・・・
あらぁ
ホームの端から端までダッシュです
もう5回目なんだから学習しろよっ!
朝っぱらからインターバルやっちまいました

高畠着
赤鬼が迎えてくれる、今年も浜田広介記念館 ひろすけホールでの開催です

昨年9月、新しく就任した村上健社長のご挨拶では
「2011年の天候は芳しく、良いブドウが出来、ワインの出来にも期待できる」と満足笑。

続く製造グループ原料セクションの四釜紳一氏も
★日照時間:多い(過去10年間で一番!)
★気温:高い(8,9月の朝晩の寒暖の差が15℃以上の日が続いた)
★雨:多い(データ上は多いものの、いわゆるゲリラ豪雨が9月に3日間くらいあっただけで、8~10月の雨量は少なかった上、高畠の畑に関しては雨除けを施しているのでさほど影響は受けていない)
糖度の高い(20~23度)ブドウが収穫できた
と説明。
それにしても四釜さん、焼けているからなのか、はたまた痩せたのか、年々キリリとしてきますねぇ
(ってオバサンの発言ですかね?)

そしてエノログ(ワイン醸造技術管理士)の川邉久之氏からは
★時沢圃場でゴアテックス(デュポン社製タイベック)の試験使用
007_convert_20120726073545.jpg
地面に敷き詰めた白いのがデュポン社製タイベック

ブドウの熟度を上げるのに効果があった

★カリフォルニアの機関に葉柄、葉身の分析依頼のために60~80サンプルを送っている
と最近の新たな取り組みを発表しました。

今年度テイスティングしたワインは以下の通り
★上和田ピノ・ブランBarrique2011②
☆上和田ピノ・ブランClassique2011①
★高畠シャルドネ樽発酵ナイトハーベスト2011③
☆高畠シャルドネ樽発酵ナイトハーベスト2010③

★高畠ピノ・ノワール2010(バレルサンプル)
★高畠ピノ・ノワール2011(バレルサンプル)
★高畠メルローBarrique2009②
★高畠カベルネBarrique2009②
★高畠ASKADIA Select Hervest2009③

*☆は参考比較試飲
*今回、エチケットも新たに①ベーシックなClassique(クラシック)シリーズ、②樽熟成を施したBarrique(バリック)シリーズ、③高畠のラグジュアリー(?←勝手に名づけました)Flag Ship(フラッグシップ)シリーズという3つのシリーズにカテゴライズされました。
上和田ピノ・ブランはこのテイスティング会ではお馴染み
毎年テイスティングさせていただいています。
比較テイスティングのClassiqueシリーズが従来まで造られていたステンレスのみで熟成されたものです。
Bariique2011はステンレスタンクで発酵の後、樽でMLFを完了して7か月熟成させた、初ヴィンテージ。
高畠シャルドネ樽発酵ナイトハーベストは高畠のお家芸(?)、深夜にブドウを収穫(冷涼な時間に収穫すると香りが際立つ)して、樽の中で発酵(新樽率は77.7%)、熟成も樽の中で7か月。
次の高畠ピノ・ノワール2010,2011はバレルサンプル。昨年、前社長の奥山氏が「定年前に植えられてうれしい」とおっしゃっていた1000本のピノ・ノワールから造られたワイン。以前、やはり東北の造り手がピノ・ノワールからワインを造ったとき、確かに香りはピノ・ノワールなのに「え、ロゼ?」と思ってしまうほど色が淡く、担当者も首をかしげていた(「寒いからですかねー、ピノは難しいです」とおっしゃってました)光景に出くわしましたが、こちらのピノ・ノワールはきれいな赤色が抽出されていました。どちらも自社圃場の時沢地区の畑のものですが、2011は前出したゴアテックスを敷き詰めた効果なのか、味わいはかなり違ったものになっています。こちらはまだ商品化はされていなく、これから検討するとのこと。
高畠メルローBarrique2009はメルロー76%、カベルネ・ソーヴィニョン17%、プティ・ヴェールド7%。
高畠カベルネBarrique2009はカベルネ・ソーヴィニョン83.1%、メルロー11.5%、プティ・ヴェールド5.4%。
醸し:16~17日、MLF:100%、樽熟成:24か月、粗濾過処理はメルローもカベルネも共通。
高畠ARKADIA2009は川邉氏渾身の(?)作品。カベルネ・ソーヴィニョン81.8%、メルロー12.4%、プティヴェールド5.8%のボルドーブレンド。上のメルロー、カベルネに比べ新樽率が高く(61.4%)酵母のセレクトに特徴があるワイン。ARKADIAは桃源郷という意味のARCADIAのcをkに変えることで力強さを出したとか。

高畠らしさである酸はどのワインにも表れていてフレッシュな飲み口です。ただ、アルコール度数もどれも高く(全種類13%超え)、これらを一度にテイスティングしたら少々疲れてしまいました
とはいえ、データ、実験、経験の蓄積が着実に前進を促していることが、この毎年のテイスティング会で
確認できます。
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左から 営業部リーダー佐藤充弘氏、製造部四釜紳一氏、村上健社長、取締役製造部長川邉久之氏、奥山徹也相談役


昼食をはさんで午後はワイナリーおよび畑見学です。
時間の関係でどちらかの選択でしたが、私はワイナリー見学に参加しました。
特に際立った特徴はないものの、中はピッカピカ
とあるイタリアの有名ワイナリーを訪問した際、そこのオーナーの口から
「旨いワインは綺麗な(=清潔な)ワイナリーから」
という言葉を聞いて以来、いろんなワイナリーを訪問するたびにその言葉の真意を再認識しています。
その後カーヴに降り、2010と2011の自社圃場100%のカベルネ・ソーヴニョンを樽から試飲させてもらってお開きとなりました。
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イタリア製充填機もピッカピカ

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カーヴでカベルネ・ソーヴィニョンをテイスティング 手前が川邉エノログ、真ん中は泣く子も黙る(いつもゴメンナサイ)戸塚昭農学博士

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ワイナリーの目の前に広がる自社畑

テイスティング会だけなら正直、東京でもできることです。
現地まで足を運ぶ醍醐味は、米沢牛を食べるため・・・ではなく(でもちょっとホント)
ここに広がる畑を歩いたり、ワイナリーを見学したり。
ボトルの中のワインがどこでどうやってできるか、を目と脚で確かめることだと思います。
これをすることで、その1本のワインを飲むときの意識が確実に変わってきます。

このような機会を毎年くださっている高畠ワインのみなさま、本当にありがとうございます。
そちらも勉強のため、とおっしゃっている会ですが、いえいえ、こちらこそ勉強させてもらってます







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