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日本ワインを愛する会10周年記念大総会


2014年7月16日(水)

日本ワインを愛する会10周年記念大総会@目黒雅叙園

10周年

いやぁ、10年ですかー
もうなんだかまだなんだか
個人的にはこの会に参加したのは2006年
古飲み友(?)の遠藤事務局長に声をかけてもらって(ヒマ人ターゲット)
HPを立ち上げるところからのスタートでした
PCオンチにHPだぁ?
とは思いはしましたが
作成、など‘機械’な部分はその道のプロにお任せして
構成やら文章を事務局長とコツコツ地味ぃにね
2006年5月にHP開店
現在に至る

そのころから当会主催のメーカーズディナーやワインツーリズムを
積極的に開催し始めたと記憶しています
また、HPに多方面からの「日本ワイン」関連イヴェントの掲載を
お願いされることも多くなりました
たまには大きいのをガツンとやりますが
手作り感満載のこぢんまりとした会をコツコツと重ねてきたな、という感じ
それが今日300人越えの日本ラヴァーたちと
こんなにステキな会場で10周年を迎えられるとは・・・
(涙



そんなわけで始まりました
「日本ワインを愛する会10周年記念大総会」
前半戦は特別セミナー


第1部は「日本ワイン、この10年を振り返って」
玉村豊男(ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー)山本博(当会会長)

パリ生活の長かった玉村さんは、現地での安旨ワインを知っていた
日本にはそれが存在しないのを愁い23年前からワイナリー起業を計画
まずは産地を選ぶところから始まった
ワインはフランス、イタリアしか造れないもんじゃないでしょう
日本だって、、っと思うもののテロワールや気象条件の違いで
なかなか思うようにはいかなかった、と振り返るが今や畑は8haにまで 広げ
千曲川ヴァレー(長野県東御地区)の先駆けとなった

この10年どう?
山本会長:まさかこんなになるとは
当時はどこにどんなワイナリーがあるかもわからず、とりあえずあてずっぽうに歩いて回った
玉村氏:ワインのクオリティーが上がったのもそうだけど
最近は大企業で働いていた人が(主に40代)ワイナリーを起業したくて多数相談に来る

山本会長:ヨーロッパは冬雨、冬に根をはって下まで長く伸ばせるのに対して日本は夏雨(梅雨)
根は伸びないし病気にはなるし、日本でのブドウ造りは本当に大変だけれど
克服するしかない
\1200の勝負
日本で\1000以下でクオリティの高いワイン造りは難しい(人件費や高物価)
ならば\1200で。と、日本ワインはこの価格帯でしのぎを削っている
(生産量の問題はあるが)あまり高い値段で売るのは好ましくない
玉村氏:ならば近隣の小さなワイナリーを集めて産地化すればどうか

山本会長:もう少し土着品種を見直そう。カベルネやシャルドネばっかり造っててもしょうがない 。今はようやく甲州もモノになってきたのだから・・・

・・・・・御大お二人の談笑ではありましたが、長いことこの国のワインを見守ってきたお二人の話は、辛辣な中にも何か温かさを感じるものがありました

IMG_0738.jpg左 玉村氏、右 山本会長



続いて第2部
「日本ワイン、これからの10年への展望」
川邉久之(高畠ワイン株式会社取締役 製造部長エノログ)
五味𠀋美(ビストロ ミル・プランタン オーナーソムリエ)
三澤彩奈(中央葡萄酒株式会社 取締役栽培醸造部長ワインメーカー)

現役バリバリのワインメーカーに五味氏が突っ込みます

五味氏:自身の変化は?
三澤氏:3代で甲州の形が変わった。祖父は‘酔うためのもの’父は‘辛口’そして自分は‘世界に挑戦’
よりシリアスなワインを造りたい
川邉氏:ナパでの15年を経て現在11年目。メインストリーム(山梨、長野など)じゃない土地(後発隊)で
ワイン造りをしてきた。近隣の造り手を誘発しながら今では品質の実績に自信が持てるようになった

五味氏:レカン時代、ランチで日本ワインをグラスで提供してたらお客様からクレームがでた
今ではお客様の90%以上が日本のワインを頼む

五味氏:10年先を見越してどうすれば?
川邉氏:ブームをムーブに!(10年後のテーマ)
「美味しいけどちょっと高いよね」を言わせないほどのプレミアムクラスのワインを造ることがミッション
三澤氏:例えば甲州。海外に出すときに品種的にどの位置にあるのかが常に気になる
シャルドネまでとは言わないがグリューナー(フェルトリーナー)クラスと並べられるようになりたい
将来‘スーパー日本ワイン’と言われるような競争力のあるワインが出てくるべき

五味氏:これからの課題は?
三澤氏:山梨県は国から原産地呼称の認定を受けた
これからは‘山梨の味’をどうワインに反映させていくか
川邉氏:日本のワイナリーは免許事業(アメリカはホームメイド)なのだから
造り手はプロ意識を持つことが重要
消費者はワイングロワーとして日本ワインを支え、応援してほしい
褒め殺し&沈黙は悪

川邉語録は絶好調
その声は小さきとも一語一句に熱のこもっていた彩奈さん
IMG_0744.jpg左から五味氏、三澤氏、川邉氏


「日本ワインはまだまだ進化します」を確信したセミナーでした



続いては総会&パーティー

さっきまでのセミナーは着席だったからわからなかったんですが
艶やかなお召し物の淑女が多かった~
あ、モチロン殿方もね

垂涎のワインとご馳走は目の前ですが、まずは総会から

総会

★故・麻井宇介氏の言葉「高い志を持て(夢のない所にはなにもない)」を借り
「造り手は期待を裏切らないものを造れ」そして消費者は支える(=飲め)
という鮮烈な山本会長の話からスタート

★役員の紹介
現役員
会長         山本 博
副会長       辰巳 琢郎
理事        石井もと子 ベイシス主宰 ワインジャーナリスト
理事        手塚 典子 イカロス出版
名誉理事      麹谷 宏 グラフィックデザイナー
理事・事務局長   遠藤 誠
事務局次長     大滝 恭子(たかこ)
ホームページ編集長 小山田 貴子

に加え、新理事4名を発表
(50音順)

蛯原 健介 (えびはら けんすけ)
明治学院大学 法学部教授 専門はワイン法

末澤 和政 (すえざわ かずまさ)
藤田観光株式会社 代表取締役会長 

早川 浩 (はやかわ ひろし)
株式会社早川書房 代表取締役社長 
早川書房からは、「日本のワイン」、「新・日本ワイン」などを刊行

横山 清 (よこやま きよし)
日本ワイナリー協会 理事長
メルシャン株式会社 代表取締役社長
IMG_0753.jpg
左から蛯原新理事、麹谷名誉理事、手塚理事、石井理事、辰巳副会長、山本会長
IMG_0793.jpg
ゴキゲンな大滝事務局次長と遠藤事務局長


麹谷名誉理事は(こんなに立派になって・・・)10年前の手造りいっぱいの活動が懐かしいと・・・
IMG_0822.jpg麹谷氏デザインの「日本ワインを愛する会」ポスター かつてはこれを会場のそこここに貼って日本わいんをアピールしていたものだ・・・


★2013年活動報告
2013年 3月 ・外務省 公館長海外赴任前研修 日本ワインセミナー実施
     4月 ・ワイン&グルメジャパン2014
  日本ワイン共同ブース出展(東京ビッグサイト)
日本ワインセミナー同時開催(山本 博 会長) 
     5月 ・総会開催 (菜な丸の内店 KITTE内)200名参加。
       ワイン東京 日本ワイン合同ブース出展 (平和島流通センター)
       ・早稲田大学オープンカレッジ 日本ワイン講座開催
・早稲田へのゲスト講師 ワイナリーのメーカーズディナー開催
・事務局移転 (港区南青山へ)
    7月 ・外務省 公館長海外赴任前研修 日本ワインセミナー実施
       ・千曲川ワインヴァレーワイナリーツアー実施(日帰り)
8月 ・山本博会長著作 「新 日本のワイン」出版記念パーティー開催
(Tsu’ki sue la male)
    9月 ・奥尻ワインセミナー開催(アカデミー・デュ・ヴァン)
・外務省 公館長海外赴任前研修 日本ワインセミナー実施
       ・秋の北海道ワイン紀行(3泊4日)催行
    10月 ・ワイン関西 日本ワイン合同ブース出展(大阪OMC)
       ・日本ワインをええやんと飲む会共催(京都パブリックハウス)
       ・第3回 日本ワイン検定 事前対策セミナー開催(東京・山梨)
       ・一般社団法人日本ワイン協会発足 法人化
    11月 ・第3回 日本ワイン検定実施 (東京・山梨)
   <年間を通しての活動>
     会員の管理
     会費の徴収
入会手続き
     お知らせの郵送
     メールマガジンの発行
     マスコミ等の取材対応
会員数 ワイナリー会員91社 メーカー5社 賛助会員46社 一般430名



一般社団法人葡萄酒技術研究会副会長(、っというより‘丸藤の社長’のほうが通りがいいですかね?)
大村春夫氏のごあいさつに続き
恒例となった辰巳琢郎当会副会長による乾杯
IMG_0761.jpg
この人のカンパイの音頭と一声運動の話(「あれ、日本ワイン置いてないの?」)はセット



ようやく美味しいワインと食事にありつけました
45ワイナリー、92種、313本ものワインが大集結!
ワイナリーのみなさま、ありがとうございます!!!
(リストは後日アップします)

そして昨年に引き続き、チーズプロフェッショナル協会さんのご厚意で
たくさんの国産チーズをご提供いただきました
こちらも感謝!!!
(リストは後日アップします)

もちろん目黒雅叙園自慢のお料理の数々も!
IMG_0756.jpg
IMG_0773.jpg
IMG_0751.jpg


ゴングが鳴るやいなや、ワインにお料理にいっせいに拡散していった参加者たち
蜘蛛の子を散らすとはまさにこのことかー

舌鼓を打ちながらの歓談中にも参加ワイナリーの紹介が続いています
IMG_0770.jpg
IMG_0769.jpg



10年経って当会も少しづつヴァージョンアップしておりますが
愛好家のスキルのヴァージョンアップも凄まじいものがあります
愛好家というよりもはやマニア?
到底ついていけないレベルであります
それほど注目度が高く、日本ワインのレベルがアップしているということなんでしょうね
嬉しい悲鳴あげる前に私ももっと勉強しよっ
っと襟を正すいい機会になりました


セミナーでのセッションでもありましたがまだまだ課題はあります
でも今回の会は、今の日本ワインが決して間違った方向にはいっていないことは
裏付けられたのかなぁ、という証のような気はします
これがピークでも終焉でもない、これからが日本ワインの本当の勝負!
これからも「日本ワインを愛する会」は日本ワインを愛し応援し続けます

ご参加いただいたみなさま
本当にありがとうございました!
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プロフィール

Author:日本ワイン編集長
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