スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第12回高畠ワインテイスティング会



2014年7月10日(木)

雨でした
しかもただの雨じゃない・・・
毎年この時期に開催されているのもあって
雨はごくフツーのことなんですが

東京駅に着くと報道通り
山形新幹線の福島―山形間は動いてなく
その間にある高畠までは、出かける直前にかかってきたワイナリーからの電話の指示通り
福島駅で下車、そこから高畠まで車で送迎していただくことに。
朝からこんなハプニングの対応していただいたワイナリーの方々に感謝
ありがとうございました

福島から高畠までは車で1時間強
その間も雨は降り続いていたんですが
川から氾濫する濁流、流木が重なり合っている道路脇・・・
ちょうど台風が通過する時期と重なってはいたんですが
この雨は梅雨前線
あらためて自然災害の恐ろしさを見せつけられました
そして気になるのは畑
この日の時点では高畠町も少なからず影響はあるだろうとのことですが
低地の赤湯などはかなり深刻なのではないか、との話
心配です

ワイナリーの方々の配慮で無事高畠に到着
(場所はいつものひろすけ記念館)
テイスティングは30分遅れの11時半にスタートしました

式次第も壇上に並ぶ顔ぶれもいつもどおり
折しも降りしきる雨だったからか
「山形の天候は果たしてブドウ造りに向いているのか不安になることがある」
ふと漏らした村上健社長の印象的な言葉から始まりました。
コメンテーターは橘勝士氏、戸塚昭氏
醸造・栽培チームは
エノログ(ワイン醸造技術管理士) 川邉久之氏
製造グループ原料セクション 四釜紳一氏
製造グループ醸造担当チーフ 松田旬一氏
                      ↑自分より(日焼けで)黒い人に会うとホッとする
IMG_0731.jpg
左から戸塚氏、四釜氏、川邉氏、村上氏、松田氏、橘氏

まずは例年通り、四釜さんの2013年の気象データ発表から
気温、日照時間、降水量ともほぼ平年並みなんですが
大きく違ったのは7月の雨量がぱねぇ!、もとい、極端に多かったこと
晴れてたのは2日くらいしかなかったそうです(当然日照時間も恐ろしく少なかった)
そんな病気との闘いだった2013年ヴィンテージのワインやいかに?

これも例年通り
ピノ・ブラン→シャルドネ→ピノ・ノワール→メルロー→カベルネ・・・・・


あれ~
じゃない

ここは大リニューアルです
今回の目玉は2013年シャルドネ(ナイトハーヴェスト)3種の酵母違い比較テイスティング
(いずれもバレルサンプル)
①シャルドネ大浦畑(新樽) D254酵母
②シャルドネ大浦畑(新樽) CY3079酵母
③シャルドネ佐藤畑(2空樽) USD522酵母

同じ圃場のブドウを同じ日に収穫、発酵、熟成も現在のところほぼ同じ条件で推移しているもの
(③だけは圃場が違う)

いやぁ、びっくらこいた
酵母でこんなに違うのかーーーーー!

①と②は新樽からくるリッチなニュアンスは共通してるんですが
飲み比べると明らかに違う
香りもさることながら、口に含んだ時の甘酸苦のバランスが。
①は新大陸系、②はブルゴーニュ?
③は①②とはまーったく違ったニュアンス
もちろん圃場が違う、新樽じゃないところに因る違いはありますが
・・・にしてもです
ボディは厚いんだけど酸がおそろしくシャープ
‘もっともブルゴーニュっぽい’‘これを飲んでホッとする’という意見多数
実際醸造担当松田さんも「将来的に①と②はブレンドする可能性はあるけど③はない」と。
もしかしてこの③、新しいブランドになる?
ビールや日本酒の酵母違いは経験済みだったんですが、ワインの比較は初めて
酵母ってスゴイのねー

④2012ピノ・ノワール‘Zodiaque’
12占星術と名付けられた自社圃場と時沢圃場のピノ・ノワール
すでにビン詰されているワインは今回はこれだけ

そしてもう一つの実験君
⑤2013メルロー 解放タンク発酵(バレルサンプル)
⑥2013メルロー 密閉タンク発酵(バレルサンプル)

どちらも佐藤圃場と大浦圃場のブレンド、酵母も同じですが
読んで字のごとく、密閉されたタンクで発酵されたのか、解放されたタンクで発酵させたのか、の違い。
飲んでみると酸のニュアンスは似てるのですが、香りや熟成感がまるで違う
⑤は早熟⑥は長期熟成目的で造られているとのこと
こちらの比較も初めて、っというかほかでもこんなことやってるところあるんだろうか???

いやぁ、貴重な体験(平ったくいうとオモシロカッタ)
こんな試み、個人レベルでは絶対できませんからねー
はやく製品にならないかなーIMG_0726.jpg



最後は川邉氏とアメ~リカで3年間一緒に暮らしていたという
本坊取締役のあいさつでテイスティングは無事終了しました


このあとのランチがまたステキでした
納屋を改装した建物にうっとり
地場でとれた野菜たちにほっこり
DSC_0477.jpg
DSC_0478.jpg
今年もお世話になりました








スポンサーサイト

Vinyard Hack 2014 in Tominooka


2014年6月5日(木)

Vinyard Hack 2014 in Tominooka(痛そうなタイトルですねぇ)に参加、
いえ、聴講、あ、これも違うな、傍聴してきました。
‘Viticultureを科学する’と銘打ちサントリーの登美の丘ワイナリーが音頭を取って
日本中から科学者たちが集結
3日間(6月4日~6日)熱い議論が交わされました。Vinyard Hack 2014
晴れていればアルプスの山々ももっとくっきりだったのになぁ、まぁこれはこれで幻想的ではある



そのうち私が伺ったのは5日
Terroir Hack
~テロワールとは何なのか、科学的にさまざまな視点から迫る~
地質、土性、気象

結果から正直に申しますとお話の内容はほぼ100%理解できず
まず「科学」の2文字だけで自然とバリアが張られてしまう私にとっては
みなさんの熱い思いを受け止めるのが精いっぱいでした

1.鹿取みゆき(ワインジャーナリスト)「果実品質について」
2.坂本雄一(坂本酒店)「地質学から見るテロワールについて」
3.坂本竜彦(三重大学)「非破壊イメージング独自開発装置‘TATSCAN’の応用ポテンシャル」
4.渡辺直樹(サントリー)「弘前のテロワールについて
5.池田成志(北海道農業研究センター)「微生物の世界からみるワインのテロワール」
6.木村佳嗣(三重大学)「国内ワイン産地の気象特性と気候変動について」
7.立花義裕(三重大学)「夏の猛暑冷夏の予測科学の最先端」
8.大野由夏(北海道大学)「テロワールと日本ワインのブランド戦略」

鹿取さんは、日本で造られている(ワイン用)ブドウのさまざまなデータをもとに
今日本のワインに必要なもの(日本ならではの個性、日本各地の個性など)を問い、
また、ブドウ造りを通して「日本人として日本の農業を支援していきたいとも。
岐阜県の酒屋さんを営む坂本さんは、シャブリ(フランス)、ソアヴェ(イタリア)、
ch.ヌフ・デュ・パープ(フランス)、ニーダーエステルライヒ(オーストリア)
のテロワールをモデルケースとしてさまざまな角度から検証。
地質学が専門の坂本(竜)さんは、自らが開発した‘TATSCAN’を肩から下げ
デモンストレーション。詳しいシステムはさっぱりわかりませんでしたが
これで圃場の土壌の成分や構造の解析、樹木の断面の構造の分析などに
活用できるのでは?と。
サントリーワインインターナショナル登美の丘ワイナリー所長に就いた渡辺さんは
ジャパンプレミアム産地シリーズのひとつ、青森県弘前の土壌を説明。
現在シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ピノ・ノワールと格闘中とか。
微生物専門の池田さんは、以前は否定されていた微生物との共生の研究の話。
この種の研究は1980年代になってようやく進んできた分野だそうです。
三重大学の木村さんは、甲府が代表値という気象条件を全国53か所で観察
気温の高低やドライ度をCI/DI/HIで説明
自らを「昔から天気図を録画予約してたオタク」という立花さんは
今年のキーワードは‘エルニーニョ’と‘北極振動’だと。
「エルニーニョは冷夏・長梅雨、梅雨時期の豪雨」
どうやらその通りになる?
最後は経済学専門の大野さん、日本ワインをブランドと捉え
‘消費者からの視点’を強調していました。

これを読んでもなんのこっちゃ?と思われているかもしれませんが
私にもなんのこっちゃ?でここまででいっぱいいっぱい
ですが、みなさんの熱意、新ワイナリー所長渡辺さんの本気度は十分に伝わる
シンポジウムだということだけは理解できました。
はぁ、疲れた・・・
「わからない」ってこんなに疲れるのね。Vinyard Hack 2014


終わって懇親会に~
登美の丘シリーズを中心に飲みながらワイワイ
難しいことおっしゃっていた先生方もワインを前にすると
とたんに緩んできましたよ。
結局みなさんワインが好きなんですねー
渡辺さん、栽培グループの吉野さんともようやく話ができたんですが
ワインの話はどこに?
甲州弁レクチャーになってしまいました。
「花子とアン」の舞台ですからー。
ちなみに同番組のオープニングテーマが流れているときの甲州ブドウの映像
実はサントリーさんの畑なんですって!
渡辺さんも吉野さんも山梨ご出身ではないんですが、もうこの地に住んでウン十年
(私もブドウの地からは近くはないものの一応山梨もん)
なんだか懐かしくちょっと恥ずかしい甲州弁をこぴっと堪能しました。
ワニワニしちょしー
この意味、わっかるっかな~?
Vinyard Hack 2014
Vinyard Hack 2014
おいしいごちそうとワインにようやく!



プロフィール

日本ワイン編集長

Author:日本ワイン編集長
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。