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桔梗ヶ原メルロー

2013年8月26日(月)

シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー特別セミナー

シャトー・メルシャンのフラッグシップ
桔梗ヶ原メルロー

長野県塩尻桔梗ヶ原地域に1976年に植えられたメルローは
1985桔梗ケ原メルローとして1989年に世に送り出されました
以降、このワインは試行錯誤を重ね、世界的コンクールでは上位入賞常連組

その試行錯誤に少なからぬ力添えを果たしているのは
シャトー・マルゴーCEOであるポール・ポンタリエ氏です
氏は1998年からメルシャンの醸造アドヴァイザーを務めています
(メルシャンの藤野勝久氏がボルドーのシャトー・レイソン赴任時、当時‘雲の上’と崇めていたポンタリエ氏ですが、両氏のご子息が同じ小学校に通っていた、というところから始まったご縁だそうです)


そのポンタリエ氏が来日し
桔梗ヶ原メルロー1990と、桔梗ヶ原メルロー シグナチャー2002、2007、2009のヴァーティカルを一緒にテイスティングする機会に恵まれました
(シグナチャー:シャトー・メルシャンの最高峰 厳しい栽培管・選果・醸造管理を経た候補の原酒を、ワインメーカーがブレンド段階で選別←っともっともらしく表すとこういうことですが、とにかく条件がそろって初めてリリースされるわけですから、毎年造られるわけもなく、おまけに生産本数が1400~1600本/年という極端な少なさなため、市場に出回ることが滅多になくマニアからは涎もののワインなのですょ)
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ポール・ポンタリエ氏と藤野勝久氏

★シャトーメルシャン 桔梗ヶ原メルロー1990
1990年は世界的に良年だったが日本も例外ではなかった
畑は棚式
→ポンタリエ氏が初めて出会ったヴィンテージ

★シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー2002
畑は棚式
→ポンタリエ氏のアドヴァイスによるアッサンブラージュ

★シャトー・メルシャン 桔梗ケ原メルロー シグナチャー2007
この年も良年
畑は垣根式

★シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー シグナチャー2009
2013年9月4日リリース予定
畑は垣根式67%棚式33% 




さすがに’90は熟成香がしますねぇ
この香は好き嫌いがあるようですが私は好きです
シグナチャーは同じ土壌と高い新樽比率(100%)からくるのか、コーヒーのような苦味とバニラの香りが3種類とも共通に感じました
ただ、決定的に違うのは、’02と’07の間に大きな隔たりがあるということ
ポンタリエ氏は、「この地でメルローに棚は・・・」と疑問を感じ、垣根に植え替えました
結果、ポンタリエ氏が植物的と表する口中が痩せた感じがなくなり、若干乾いニュアンスはあるものの。ふくよかなワインに仕上がった、とのこと
(実際この‘植物的’ニュアンスは「これを植物的って言うのかぁ」っと勉強した次第)
まもなく発売される’09については「まだ若いがポテンシャルを感じる、きれいな果実味も出ている」と絶賛
このほかにも、メルシャンのコンセプトである「フィネス&エレガンス」は氏の哲学「調和とバランス」からきているということ、「いいワイン造りにレシピはない、意見交換をしてこそできあがるもの」など、独自の観点からワイン造りをしてきたポンタリエ氏

桔梗ヶ原という土壌、メルシャンの丹精込めた栽培・醸造、そしてポンタリエ氏のアドヴァイス
これらの結集が桔梗ヶ原メルローを造り出していることを実感しました
貴重な機会に感謝!
あー、それにしても残してきたグラスの中のワイン、時間があったら飲み干したかったわぁ
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おめでとうございます

2013年8月3日(土)

山本博著「新・日本のワイン」出版記念パーティー@T`SUKI sul la mer

暑い暑い東京の夏のさなか
せめて景色だけでも涼しげな竹芝の東京湾を見下ろしながら
当会会長、山本博が著した「新・日本のワイン」(早川書房)出版記念パーティーが行われました

この本が最初に刊行されたのは10年前
10年前と言えば、日本のワインはもう目を覚ましていたと思います
ですが、この10年の間に日本のワインはさらなる進化を遂げました
新しいワイナリーも増えました
日本ワインファンも増えました
そんな中で当会も発足されました

・・・今回の出版はその‘進化’を汲んでの大改訂版です
個々の詳しいワイナリー情報は同じく山本博(著・監修)「日本ワインを造る人々シリーズ」(ワイン王国刊)を読んでいただくとして、日本ワインの歴史や変遷を知るには。本書はわかりやすくコンパクトにまとめられているので、携帯しておくととても便利な1冊です

そんなわけで
今回は受付にはりついてお手伝いしていたため
写真のみのご提供です
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085.jpg恐いよぉ(2次会より)

千曲川ワインヴァレー

2013年7月20日(土)
山本博会長と行く千曲川ワインヴァレーワイナリーツアー


朝8時
まだ人通りも少なく、デパートも開いていない池袋に集合です
子供のころの遠足を思い出しますが、参加者の目指すは‘ワイン
大人な遠足なのでございます
続々とバスに吸い込まれ、呑兵衛(失礼!)23名は一路信濃に向けて出発しました

この山本会長による東御地区のワイナリーツアーは2009年5月にも実施されましたが
この4年の間、リュードヴァン、はすみふぁーむという新たなワイナリーもでき
‘千曲川ワインヴァレー’となりました
この先もいくつかのワイナリーができるとのこと
益々目が離せないエリアになりました

さて、若干の渋滞はあったもののほぼ予定通り
最初の目的地、ヴィラデストワイナリーにはお昼前に到着
山本会長は別ルートで登場、ここで合流です
降り立つとまぁ日差しがキョーレツ!
でも心地いい風が絶え間なく吹いている
出迎えてくれた栽培&醸造担当小西さんは畑を案内しながら話します
「雨が少なく、標高が高い、ゆえに寒暖の差が激しい。これが高級ワインの産地たる所以」と
この刺すような日差しと吹き抜ける風が、ブドウにとって最良の環境なんでしょうね
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栽培・醸造担当の小西さん

醸造設備を見学した後はここでのもう一つの大目的
ランチタ~イム
オーナー、玉村豊男氏とカンパ~イ
敷地の庭で採れる野菜やハーブは滋味、肉はとろけるような柔らかさ
幸せ
1杯目のシードルに続き、プリマヴェーラのシャルドネとメルロー飲み干しました
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左から山本会長、玉村オーナー、遠藤事務局長
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トロけるような牛ホホ肉

2軒目は2010年に開業したリュードヴァンワイナリー
脱サラした小山英明氏が2006年、東御の荒廃放棄した林(元々は桑畑→リンゴ畑)を開墾しブドウを植えました
ワイナリーを設立するまでは、先のヴィラデストで委託醸造
現在はシャルドネを中心にメルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、ピノ・ノワール、ソーヴィニョン・ブラン、全部で4ha、将来的には5haにまで増やす予定だそうです
可能性を感じたのは、ここが粘土質土壌だということ
力強いワインに仕上がる要素です
それに標高の高さ(ワイナリー750m、畑830~840m)が加わると
酸ののったエレガンスなワインができるということですね
今後が楽しみです
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リュードヴァン(Rue de Vin=ワインの道)オーナーの小山英明氏

3軒目
な、なんと小道をまたいだリュードヴァンのお向かい!
はすみふぁーむ
代表の蓮見喜昭氏(通称にっく)が2005年にこの地に移住
念願のワイナリーは2010年11月に完成し、委託醸造したファーストヴィンテージ2009年から1年で自家醸造となりました
残念ながら訪問時蓮見さんは不在でしたが、栽培・醸造担当の竹村剛氏が畑を案内してくださいました
手前の畑は粘土質
シャルドネとピノ・ノワール(2年目とまだ若い)
それより奥の畑は火山灰
棚仕立ての甲州、垣根のシャルドネ、メルローが植えられています
現在は年間8000本を生産
ワイナリーはミニマルの極み!
200Lのステンレスタンクはさながら大きな寸胴に見えます
でも将来ここから世界に羽ばたくワインになったらと思うとワクワクしますね
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まだ若いシャルドネの畑
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竹村氏の後ろが200Lのタンク


続いては上田市にあるメルシャンの椀子ヴィンヤード
ここにはワイナリーはありません
2003年の初植樹から10年
当初6haだった畑は今では20ha
メルロー、シャルドネ、カベルネソーヴィニョン、カベルネ・フラン、シラー、ソーヴィニョン・ブランほかが植えられています
丸子のさわやかな風にブドウたちの葉がそよそよとそよいでいました
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広大で勇壮なマリコヴィンヤード

最後はマンズの小諸ワイナリーです
こちらはマンズワインの中でも高級ラインの‘ソラリス’シリーズのみを2001年から製造しています
茂木社長、工場長の塩川さん、醸造責任者の島崎さん、営業の竹村さんが出迎えてくださいました
個人的は2度目の訪問になりますが、いやぁ、ここの日本庭園‘万酔園’はいつ来ても見事ですねぇ
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この庭園を縫うように下りていったワインセラーにてテイスティング
ひんやりとした室内にヴィンテージストックがズラリ(涎もん)と並び、天井にはブドウ型のライト
非日常の光景です
(このワインセラー、パンフレットを見ると非公開になってます、どうやら特別に入れていただいた様子)
試飲したワインは以下の通り

1)ソラリス信州ソーヴィニョン・・ブラン2011
2)ソラリス信州シャルドネ樽仕込2012(国産ワインコンクール2013欧州系白銀賞)
3)ソラリス信州カベルネ・ソーヴィニョン2009(同欧州系赤銅賞)
4)ソラリス信州小諸メルロー2009(同銀賞)
5)ソラリス信州リースリングクリオ・エクストラクション2011

生き生きとした酸が心地よいS.B、トロピカルフルーツ香る新樽率50%のシャルドネ、ボリューム感ありながらもシルキーなC.S、甘苦酸ミネラルがバランスよく押し寄せるメルロー、圧倒的華やかな香りにドロリとした黄金色の甘口リースリング・・・
フラッグシップたる風格を実感しました
だいぶ時間も押してしまい、ワイナリー見学を大急ぎで回って締めくくりました
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帰路はけっこう渋滞しましたが、みなさん杯を重ねていらっしゃるせいか、グッスリ~
ワイナリー4軒に畑1か所
この地区がワインによいブドウが出来ることはわかりましたが
それでもワイナリー毎に違う個性に仕上がるところがワインの面白さですね
1日駆け足で回りましたが、次回はもう少しゆっくり来たいところでした





プロフィール

Author:日本ワイン編集長
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