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発表!知られざる岩手ワインの魅力

2月17日(水)岩手県のワインを飲みに行ってきました。といっても東京で、ですが
日枝神社の程近くのドイツレストランbitte(ビッテ)。エルディンガーの樽生のサーバーがそそります、いかんかん、今日はワインを飲みに来たんだっ

岩手県の工業技術センターが主催する、岩手県産ワインのPRの一環のセミナーだったのですが講師はなぜか田中克幸氏。なぜなぜかというと、氏はギョーカイの者なら知らぬ者はいない、ワイン誌「ワイナート」で創刊から49号まで主筆を務めてきた人物。世界をまたにかけた取材は緻密かつ甘口じゃない。その人がニッポンの、岩手のワインを語るとなると俄然興味がわくというものです

謎はほどなく解けました。アンチ、ただでさえ鈍い私のアタマはますます混乱をきたすのですが・・・

「岩手はもともと日本じゃない
カゲキな発言です。

日本列島はジュラ紀、白亜紀以降にできたわりかし新しい(ってこれが新しいのか)列島だそうです。
が、なぜかこの岩手県のあたりだけはそれ以前、古くはカンブリア紀の地質まで遡れるのだとか
[他に新潟県の佐渡市、旧巻町(現在の新潟市西蒲区)のあたりに同じ地質がみられます]
なんでも岩手県の北の部分は中国の地質で南の部分はオーストラリアの地質と同じ、つまりはエデンヴァレーやアデレードと同じだというんです
さらにはドイツのラインガウ、アルザスと同じ青い石灰石が出たところもあります。

つまり何が言いたいのかというと、そんな土壌があるならその土壌に合ったブドウを植えるべき、モチロン気温などの気象条件も考慮しなければいけませんが、先にブドウの品種を選ぶのではなく、その土地を見極める必要があるということらしいです。
‘適材適所’ってやつですかね。

で、今回岩手県内に5つあるワイナリーの中から3ワイナリーのワインをテイスティング

まずは葛巻工業食品加工株式会社、通称くずまきワイン
岩手県は時として日本のチベットと呼ばれることがあるらしく、その中でも葛巻町は岩手のチベットと呼ばれているらしいです
そんな葛巻の地に選んだのが山ぶどうという日本古来の品種です。そのブドウの味を一言でいうなら‘スッパイ’です。
まず試したのは「さくらワインスパークリング2008」
山ぶどうでできたスパークリングワインです。色はきれいなサーモンピンク、梅酒かと思うような華やかな香り。
次は「山ぶどうワインクラシック2008」
上のスパークリングと本当に同じ品種か、というくらい真っ黒でグラスの向こう側がまーったく見えません。
黒すぐりや土の香りがワイルドでその酸っぱさは直球ストレート!

株式会社紫波フルーツパークはその名の通り、もともとは洋ナシやりんごなどを栽培する果樹園で1988からブドウを、2001からは自社でブドウを植え、2005が初ヴィンテージの新しいワイナリーです。
ここで試飲したのは「紫波物語 リースリング2009」
ドイツの典型的な白ブドウ品種です。
無ろ過生詰め ライチやスズランのような華やかな香り。酸がながーい!
次は「自醸(ロゼ)辛口 メルロー2007」
こちらはヨーロッパ系ヴィニフェラですがオーストラリアでも成功している品種ですね。
さくらワインよりは少しばかりうすいサーモン色。完熟したオレンジやモカコーヒーの香り、ほんのりとした苦味

株式会社 エーデルワインは昭和22年キャサリン台風で大被害を受けた大迫の地に当時の国分岩手知事が推奨したのを機に広まったブドウ栽培を始め、昭和37年からブドウ醸造に着手、昭和49年にエーデルワインの名前になりました。
「五月長根葡萄園2008リースリングリオン」
リースリングリオンはリースリング×甲州の交配種です。
色はほとんどないですが、ハーブの香りとやさしい甘さが印象的
「ハヤチネゼーレ ツヴァイゲルトレーベ 樽熟成2006」
ドイツの黒ブドウ品種です。
きれいなルビー色、カシスのような黒い果実に黒コショウのアクセント、ほのかな樽香

・・・というのが私の印象ですが・・・

田中氏曰く、いいワインとは
ぬけのよさ、複雑性、余韻の長さ、ストラクチャー、ミネラル
があることだそうで、岩手県のワインを飲んだときに‘見えた!’そうです。

う~ん、、、、
言われてみればそのような・・・
とてつもない種類のワインをあらゆる地域で飲みまくった人のぶっといお言葉でした

日本国内でも土壌の研究はなされていますが、何億年も遡った地質の話を聞いたのは初めてだったかも
目からウロコでした

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和食にぴったり 甲州ワイン

ありそうでなかった
おそらくこの規模でのマリアージュはギョーカイ初の試みではないでしょうか?
しかも甲州ワインのみ

去る2月10日(水)東京、如水会館において「日本ワインを愛する会」主催のイヴェントです

今回は飲食店の方を対象としたイヴェントでしたが
私が到着したときには入り口付近に人がごった返し
奥がまったく見えない状況で、このマリアージュの関心の高さが伺えます。
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造り手19社72種類のワインがぐるりと囲み
(しつこいようですがこれら全部が甲州ワイン!)
中央のテーブルには寿司、天ぷら、焼き鳥、おそば・・・
これぞ‘ニッポンの味’がズラリ
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一口に甲州ワインといっても三者三様
いや、19者72様
シュール・リーあり、樽発酵あり、遅摘みあり、古酒あり
最近はスパークリングもずいぶん増えました。

ということは組み合わせはほぼ無限大∞といっていいほど
来場者たちもモチロン私も含めて
どっからどう攻めていいやらわからず
とりあえずひとしきりワインを試してから
食事とのマリアージュにトライする人が多かったようです。
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ここでいくつかの証言を拾ってみましょう。

今回のナビゲーター的存在の料理評論家、山本益博氏は
*大和葡萄酒の微睡(まどろみ)×寿司
 波と波がぶつかり合うのではなく2つが合わさることで
 スッと波が凪いでいく感じ
*シャトー酒折甲州ドライ×ボイルいか
 ぜんぜん生臭くない

葡萄酒技術研究会エノログ部会会長の戸塚昭氏は
*スズラン葡萄酒工業マセラシオン甲州×鶏肉と芋の煮物
 やさしい甘みとワインのマッタリ感とマッチ
 (同じ醤油の甘じょっぱい味付けながら焼き鳥のタレは
 少し濃いのでベリーAなどのほうがいいのでは?と提案)

そのほかにも
*やや甘口と表示されているが甘みがいつまでも後をひかない甲州×焼き鳥のタレ
*樽仕込みの甲州×魚のフライ

などたくさんの提案がありました。
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個人的にも鶏肉と芋の煮物は樽を使ったものや古酒など
少しリッチなワインと合う気がしました。
会場にはありませんでしたが、常に「これは難しいだろう」と思っていた
しらす干も自宅で実験してみたら「あら、ビックリ
いやな苦味がまったく出ず、美味しくいただけました。
これはシュール・リーなどの辛口も樽使いのも両方イケましたよ~

飲み食べ進めるうちにだんだんと合わせるコツがわかってきて
まるでパズルのように楽しんでいる様子が伺えて楽しいです

当会理事、山本博のいつものセリフ 
「みなさんに飲んでもらってナンボ、それでこそ造り甲斐があるというもの」

一般の消費者の方々対象に都度都度開催してきた試飲会ですが
日本ワインを置いてくださるレストランも格段に増えた昨今
飲食店の方々が実際にマリアージュを体験していただいて
自信を持ってお客様にオススメできるようになれば
造り手はさらにさらに美味しいワインを造ってくださるでしょうし
お客様はもっともっとワインを飲んでくださるようになるでしょう。

ご来場くださった飲食店のみなさま
ワインをご提供くださった造り手のみなさま
ありがとうございました  

日本ワインを愛する会HP編集長
小山田貴子

プロフィール

日本ワイン編集長

Author:日本ワイン編集長
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