スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

日本ワインを愛する会総会・懇親会2017(2)

 さて、前回の「ワインセミナー・ワイントーク編」に続き今回は本編、「総会・懇親会編」。
まずは当会名物会長、山本博氏によるあいさつ。
「現世はグローバリゼーションの時代。これから世界のワインにどう立ち向かっていくか。
日本ワインラヴァーは’愛すべきところは愛し’’厳しいところは厳しく’接していって〜」とお願い。
日本ワイン総会 山本会長山本会長

続いて当会の役員紹介、(引き続きのメンバーに加えて今年から東京・墨田区に日本ワイン専門店Casval(キャスバル)などを展開する魚屋株式会社代表取締役社長、青山シゲル氏を迎えた。役員紹介はこちら)、大滝事務局長による昨年の活動報告を経て
こちらも恒例、辰巳琢郎副会長による乾杯の音頭でお待ちかねの懇親会がスタート!
ワインは北は北海道から南は大分まで30社67種、また、NPO法人チーズプロフェッショナル協会のご協力により、日本産のチーズ6社17種類のチーズ、それに如水会館の自慢の料理が加わり贅沢な空間となった。
日本ワインを愛する会総会・懇親会 ワインリスト
日本ワインを愛する会総会・懇親会 チーズリスト

日本ワイン総会 チーズ&料理


そして今年が初のコーナーが2つ。
1つは、第1部のワイントークのテーマでもあったウスケボーイズたちの造ったワインの有料テイスティング。
供されたワインは以下のとおり。
シャトー・メルシャン プライベートリザーブ 北信シャルドネRGC[千曲川左岸収穫]2016
シャトー・メルシャン プライベートリザーブ 北信シャルドネRDC[千曲川右岸収穫]2016
城戸 プライベートリザーブ シャルドネ 2015
城戸 プライベートリザーブ マスミ・ブラン 2015
城戸 プライベートリザーブ ピノ・グリ 2015
城戸 プライベートリザーブ カベルネ・ソーヴィニョン 2013
小布施ワイナリー ドメイヌ・ソガ サンシミ メルロー 2014

もうひとつは日本ワインラヴァーたちの闘争心をそそるブラインドコンテスト。
アルミホイルで隠された日本ワインの白2種類赤2種類をブラインドテイスティング、
品種を当てるという単純なゲームなのだがこれが燃える!
私は当日このブースをサポートしていたので参加者たちの表情や動向を中から観察していたのだが
ものの5分で終わる人、最後の最後まで考えまくって解答用紙のいったいどれに○がついているのかもはやわからない人などなんだか性格ってでるのね、とほくそ笑んでいた。
答えはデラウェア、甲州、ツヴァイゲルトレーベ、メルロー。
もちろん私は答えを知っていたのだが、「あ、ブラインドでこれはわからん」ものもけっこうあって、あースタッフ側でよかった!とホッと肩をなで下ろした次第である。
25名中(満員御礼)パーフェクト賞なし。3問正解者が4名という結果だった。
みなさんおめでとうございます!
日本ワイン総会 ブラインドコンテスト あら、こんな人も参加


年に一度のこの会は2003年に当会が発足し、翌年の2004年から細々と始められた。以来日本ワインの認知度も高まり、日本ワインのクオリティーも着実に上がり、年々盛り上がりの様相見せているが、生産者と日本ラヴァーをつなぐ架け橋として、これからも変わらずに、いや、これまで以上に役目を全うしていければ幸いである。
スポンサーサイト

日本ワインを愛する会総会・懇親会2017(1)

「日本ワインを愛する会総会・懇親会2017」が9月5日、如水会館で行われた。
当会は3年前に「一般社団法人 日本ワイン協会」となったのだが
愛する会のほうが通りがいいのと個人的にも響きが好きなので、今後もこちらを使おうと思う。

総会・懇親会の前に、こちらも恒例となったワインセミナーとワイントークを開催。
今回のワインセミナーは元アサヒビール事業部長で農学博士の清水健一氏を迎え
ワインについてのあれやこれや、題して「ワインの本音」。
前半はワインの劣化や飲み頃温度など、皆さんがなんとなーく知っていたり聞いていたことをズバッと解説。
「飲み残しはペットボトルに移し替えて酸素との接触を極力避ける」のは定説だが
それも炭酸水が入っていたペットのほうがなお良く、その中でもウィルキンソンは炭酸が強いため
ペットボトルの粒子が小さいマテリアルでできているのでオススメとのこと(さすが元アサヒ?)。
後半は赤ワインに含まれるポリフェノールが活性酸素を除去するのに有益であること(それによってガンや人間にとってさまざまな障害に益ががあるか)、白ワインの強い殺菌効果など、化学記号などの難しいことはよくわからなかったが
目からウロコであった。
でも飲み過ぎには注意ね(あ、私か)。

続いてのワイントークは、近代日本ワイン界のおっしょさん(?)、2002年に惜しまれつつ亡くなった麻井宇介(あさいうすけ)氏(本名は浅井昭吾←昭和5年生まれだから、ですって)の素顔を振り返るワイントーク「麻井宇介氏の残したものと、ウスケボーイズの今」。
壇上には現在映画「ウスケボーイズ」を撮影中の柿崎ゆうじ監督、当会理事で駆け出しの頃カリフォルニアで2年間ワインを勉強した後からウスケ氏と親交が深く海外ワイナリーにも同行していた石井もと子氏、ウスケボーイズ第2世代のシャトー・メルシャンチーフワインメーカーの安藤光弘氏が登場。
ちなみにウスケボーイズ第1世代は丸藤葡萄酒の大村氏、中央葡萄酒の三沢氏、勝沼醸造の有賀氏、ほか勝沼ワイナリーズクラブのメンバー、社内(メルシャン)では上野氏、斎藤氏、味村氏、藤野氏、ほかにアルゼンチン・トラピチェの星野氏
など。第2世代は安藤氏のほかボー・ペイサージュの岡本氏、ドメーヌ・ソガの曽我氏、ヴィッラデストの小西氏など、現在絶賛活躍中のそうそうたるメンバーが顔を連ねる。
映画「ウスケボーイズ」の監督、柿崎氏はワインにのめり込んで3年間で1万本のワインを消費した強肝臓、もとい、ワインラヴァー。大病をきっかけに山梨や長野を訪れてウスケボーイズのワインを飲んで衝撃を受け、さらに都内書店にて
ウスケ氏の書籍を見つけて、彼の物語を映画にすることを決めた人物。
その3人のランダムトークに加え、聴講していた第1世代の大村氏と藤野氏の尽きない思い出話で
ウスケ氏の素顔(?)がなんとなく浮かび上がってきた。

[ウスケさんってこんな人]
☆疑問があると海外でもどこでも出かけて行って徹底追求する
(=好奇心旺盛)
☆食べない人はイヤ
(=おいしいものを共有できない人はイヤ)
☆常に先を先を見据えている人
☆とにかくよく動く
☆情報を社内だけでなくワイン界全体で共有した
☆外には優しいが社内では厳しかった
(=優しい厳しさ)

「今で満足していちゃダメだ。これから先のことを考えろ!」「海外を見て日本ワインのポテンシャルを考えろ!」
と常に言っていたそうだ。
今のワインメーカーたちも何かアクションを起こそうとするとき
「麻井さんだったら何て言うだろう?」と今も思うと言う。

私も晩年のウスケさんにお会いしたことがあるが、当時は「スゴイ人」との認識しかなく
まぁ日本ワインに携わって間もなかったとはいえ、今さらながらもったいないことをしたなーと思う。

さて、映画であるが現在9割は撮りおえているそうで、来年2月を目処に完成予定。
どこか海外の映画祭に出品した後、日本では秋に公開の予定とのこと。
お楽しみに!

*麻井宇介(浅井昭吾)氏プロフィール
1930年東京に生まれる
1953年東京工業大学部卒業。大黒葡萄酒株式会社入社
     大黒葡萄酒塩尻醸造(当時)、オーシャン軽井沢ディスティラリー(当時)、メルシャン勝沼ワイナリー(現シ     ャトー・メルシャン)勤務。営業企画・ワイン・輸入酒部長、藤沢・メルシャン勝沼ワイナリー工場長、理事を     歴任。国立民族学博物館共同研究員、山梨県果実酒酒造組合連合会長を務める。
1997年〜サンクゼール、玉村豊男氏(ヴィラデスト)のコンサルタントを務める。
2002年6月逝去。
日本ワインを愛する会 ワイントーク 石井氏、柿崎氏、安藤氏



総会・懇親会編は「日本ワインを愛する会総会・懇親会2017(2)に続く


日本ワインコンクール2017

この時期恒例となった日本ワインコンクールの公開テイスティングに参加してきた。
2003年から始まったこのコンクールは今年で15回目。
これを記念して公開テイスティング前日、山梨市のフルーツパーク富士屋ホテルにおいて
表彰式およびシンポジウムが行われた。

今年は99ワイナリー、726アイテムのワインがエントリー。
25人の審査委員(うち外国から3人)によるブラインドテイスティングにより
金銀銅賞合わせて315アイテムが受賞した。
そのうち金賞は16ワイナリー26アイテム、表彰式ではこの金賞受賞ワイナリーが登壇した。
出品条件に生産本数1000本以上/1アイテムというハードルがあるため大手の受賞が目立ったが
サントリーの5アイテムの次は山梨県の丸藤葡萄酒の4アイテム。
金賞常連ではあるが老舗ワイナリーの貫禄である。
また、北陸では岡山のSAYS FARMのOJIKOCHARDONNAY2016が食い込んだ。
受賞された皆様おめでとうございました!
全受賞アイテムはこちら
日本ワインコンクール表彰式
続いての15周年記念シンポジウムは2部制
第一部は昨年ワイン界のタイトル最高峰、マスターオブワイン(MW)を獲得した
栃木県の山仁株式会社代表取締役、大橋健一氏による講演
「世界市場における日本産ワインの立ち位置」
今の時勢、日本ワインの海外進出は目覚ましいものはあるが進出するだけではダメ
回っていかなければ(最終的にそのワインが売れて、人に消費されなければ意味がない)。
そのためにはこれまで築いてきた(日本国内においての)強み、つまり
日本ワインの歴史や日本の固有品種など(の驕り、と私は捉えた)をいったん解体して
「日本ワイン」というブランドを再構築するべき
そのためにはクオリティーのさらなる向上は必須、と強調した。

大橋MWの叱咤激励を込めた講演のあとは氏も含めたパネルディスカッション
「日本ワインの現状と今後に期待すること」
ファシリテーターに当会理事の石井もと子氏、パネリストは宇都宮仁氏(東京国税局第二部 鑑定官室室長)、
大橋MW、斎藤まゆ氏(Kisvin Winery醸造責任者)、森覚氏(コンラッド東京 エグゼクティブソムリエ)。
国税局の人間が登壇していることで、来年10月30日から施行される「日本ワイン法」、
特にラベル表示についてのディスカッションが多かったが、今の日本ワインじょ現状と今後の期待について
森氏は客の7割が外国人というホテルソムリエの立場として
「日本ワインをオンリストするのは厭わないがまだ(クオリティーの)安定性に欠ける
また、この先ますます外国人観光客が増えていくことに際しての若手の育成(教育)の強化が必要」と強調。
カリフォルニア州立大学で醸造を学び、同校の醸造アシスタントを経験している斎藤氏は
「いいブドウがようやくできるようになってきて、若手醸造家たちもとても熱心
将来は外国人旅行者が金閣寺ではなく、このワイナリーのこの畑を目指してくるような環境にしたい」と熱く語った。
大橋氏は「チリやアルゼンチンなどのコスパの良さには勝てない、
値段を下げられないのならやはりブランド力を強化するしかない」。
総評すると、確かにクオリティーは年々上がってきているが、
世界と戦うためには「クオリティーのさらなる向上」が求められているということに尽きるようである。

翌日、場所を甲府の富士屋ホテルに移し公開テイスティングが開かれた。
毎年この募集が始まるや否や即完売というこのテイスティングは今年も大盛況。
朝の10時から日本ワインラヴァーたちが全国から集まった。
過去にメダルの色に関係なく端からスパークリング→白→赤→甘口と攻めていくうちに
酔いが回り始め失敗した経験を反省し、今回はある程度ターゲットを絞って回ることにした。
それでも5時間の間にたった34アイテムしか辿れなかったが。
今回のうれしい発見その1
甲州やマスカット・ベーリーAなどの日本固有の品種、
シャルドネやメルローといった国際品種ではあるが、
日本ワインとしてもだいぶ根付いた品種などのクオリティーの向上を確認しつつ、
ソーヴィニョン・ブランや最近増え始めたアルバリーニョのクオリティーに驚いた。
これまでのこれらの品種は「へぇ、日本で造るとこういうニュアンスになるんだ?」と
美味しいながらも、その品種本来のよさが発揮しきれていない物足りなさを感じていたのだが
この両品種はブラインドで出されたらソーヴィニョンはロワール?アルバリーニョはリアス・バイシャス?
間違えてしまいそうである。
その土地を表現したソーヴィニョンやアルバリーニョがあってももちろんいいとは思うけれど。
今回のうれしい発見その2
若い醸造家が増えた!
(しかも女性も多い!)
ブドウ栽培農家の後継者問題が深刻になって久しいが
こういう志の高い若者が少なからずいることは頼もしい限り。
日本ワインのクオリティーが上がっているのは確かだが
前述の講演やディスカッションで取り上げられた通り
市場の確立していかなければならないし、クオリティーもまだまだ向上の余地がある。
これからの日本ワインを牽引していくであろう彼らの活躍を
日本ワインを飲みながら応援して行きたいと思う。
(2017年9月1日・2日取材)
日本ワインコンクール 大御所
日本ワインコンクール 若者大御所も若者も


あけましておめでとうございます

2016年1月5日(火)


日本ワインを愛する会(一般社団法人 日本ワイン協会)
2016年始動しました
本年も当会、並びに「日本ワイン」をよろしくお願いいたします

なお、2016年1月4日付けで
事務局長 遠藤誠は副会長に
事務局次長 大滝恭子が事務局長に就きました

DSC_2715.jpg

第13回 高畠ワインテイスティング会 2015



2015年7月16日(木)

今年も高畠ワインテイスティングにお邪魔してきました
でもその前に

この日の東京は朝から雨
普段から走る習慣があるのですがさすがにムリだ
山形まで行ったら雨はまだ大丈夫か?
っと淡い期待を抱き始発の新幹線で高畠駅まで
おぉのぉ、ザンザン降り
とはいえ時間だけはあるので
晴れてたらどんなに気持ちよかろう
というまほろば緑道をRUN
濡れ鼠と化してしまった
がしかーし、心配は無用
なぜならいつものテイスティング会場の隣に
ステキなステキな温泉があるのですよ(温もりの湯)
番頭(?)のおじちゃんもいい人
恐らく常連のおばちゃんたちもの〜んびり
(何しゃべってるんだかまーったくわからない訛りもまたよし)
ここだけ時が止まってました

そうこうしているうちにテイスティング時間が近づき
東京組が続々と会場入りしているのが見えたので急いで移動
雨はまだ降り続いてます
そういえば去年はもろに台風直撃で新幹線が高畠まで行かず
福島まで迎えに来ていただいたんだっけ

今年もそんな高畠の気になる気象データの説明から始まりました
2014年4月から10月までの降水量は平年よりも少なめ
(ただし7月の集中豪雨ここ数年の傾向だそう)
日照量は2009年以降ではいちばん多い
そして収穫時の9月の気候がかなりよかったということで
泣かされた2013年に比べるとかなり喜ばしいヴィンテージになりそうです

気になるテイスティングは7種類

1.2014 Blanc de Blanc'Methode Takaditinonnelle'
2.2014 'Barrique'Chardonnay
3.2014'La Cloture Electrique en Kamikawa'Chardonnay
4.2014 'Funiculi,Funicula de Kimula'Chardonnay
5.2012'Zodiaque'Pinot Noir
6.2014'Rustique'Muscat Bailey A
7.2013'L'OGRE BLEU'(青おに)Merlot Blend

注:
1.その名の通りシャルドネ100%の瓶内2時発酵'Methode Traditionnelle'をもじった高畠産シャルドネスパークリング
 ただし添加するのはショ糖ではなくシャルドネ果汁を使用
2.Barriqueシリーズのスタンダードなシャルドネ
3.訳は’上和田の電気牧柵(獣害防止電気フェンス)'熊も羨む上和田地区の葡萄を守り抜き選抜して醸造
 酵母はローヌ株、ブルゴーニュ株 新樽率39%
4.訳は’木村(圃場)のフニクリフニクラ(登山列車)’それほど急斜面の畑ってこと
 酵母はブルゴーニュ株、UCD-522(別称モンラッシェ酵母)新樽率70%
5.Zodiaque(星まかせ)ピノノワールも果敢にチャレンジ続行中
6.素朴、とか田舎臭いという意味のセニエで造られたMBA 醸造担当松田氏の渾身の作
7.これまたひねりにひねったネーミング 泣いた赤鬼の作者、浜田広介にちなんでいる 赤鬼は左、青鬼は右、と立ち位置 が決まっているらしくメルロー比率が高いこのワインは右(つまりボルドー右岸)スタイルということでつけられららし い Mer80%,CS20%

DSC_1962.jpg


見事に横文字!
しかもぉフランス語!!
川邊氏曰く今年は「裏メニュー」中心とか
確かに、BarriqueシリーズとZodiaque以外は全部お初
名前は難解ですがいつも新しい発見をさせてもらってます
ありがとうございます!

DSC_1963.jpg
おなじみの顔ぶれ 左から松田旬氏(醸造チーフ)、四釜紳一氏(原料セクション)、川邊久之氏(エノログ)、村上健社長、橘勝士氏(ゲストコメンテーター)、戸塚昭氏(ゲストコメンテーター)

今回のワインは熟成を要するものが多く
果たして自分が生きている間に飲めるのか?
ワインとのせめぎ合いは続きます

DSC_1974.jpg
午後はCAVEにてバレルテイスティング 松田さんありがとう!
プロフィール

日本ワイン編集長

Author:日本ワイン編集長
FC2ブログへようこそ!

カテゴリ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。